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介護職の研修資格の中で特に修得すべきもの

介護

実務者研修で学べる内容

「実務者研修」とは、かつて存在したホームヘルパー基礎研修や介護職員基礎研修を一本化したものです。それにより、幅広い利用者に対応できる介護職の育成が期待されています。研修内容は介護職員初任者研修と重なるほか、痰吸引や経管栄養などの医療ケアについての学びも含まれます。それにより、一定条件下において医療ケアを施せるようになります。実務者研修は初任者研修と同様、受講資格は特に設定されておらず、誰でも受けることが出来ます。通常、カリキュラムは20科目から成り、受講時間は延べ450時間です。カリキュラムの内容は「人間と社会」と「介護」、「こころとからだの仕組み」と「医療的ケア」の4項目に分類されています。

女性職員

実務者研修を受けるメリット

実務者研修を修了することで、様々なメリットを受けられるようになります。まず挙げられるのが、介護福祉士の受験資格を得られることです。介護福祉士は介護職のキャリアアップに不可欠であり、将来的にはケアマネージャー等の資格取得につながります。また、当研修修了により痰吸引や経管栄養などの医療行為が出来るようになるのも大きなメリットです。これらの医療行為は、かつては医者や看護師しか行えませんでした。その為、場合によっては利用者が適切に医療ケアを受けられないこともありました。介護職が痰吸引などが実施できれば、利用者は適切なタイミングでサービスを受けられるようになります。さらに、実務者研修修了者は、サービス提供責任者の要件を満たすのもメリットです。